「選挙戦略とスケジュールの立て方」/大濱崎卓真氏

2016年08月25日

2016年7月27日、大濱崎卓真氏による選挙講座がありました。

以下、そのサマリとなります。

 

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「選挙戦に勝つための準備」

これから選挙の出馬しようとする人に、一発で、完璧に、働きながらでもできる準備について、お話ししたい。

先ず準備期間において、情報を集め、分析すること。そして、政策は早い段階で考えておくこと。

固定票の獲得で、ほぼすべてが決まるので、地上戦で組織化していくこと。さらに空中戦は、費用対効果を最大限に高めて行うこと。最後に選挙戦の期間中は、なぜ、自分でなければならないかということを、説得することが必要である。

 

◇選挙に出馬しようと考えるひとへ

これから選挙に出馬しようとする人が、どのような準備をすればよいのか。一発で、完璧に、働きながらでもできる準備についてお話ししたい。

先ず考えなければならないのは、首長(執行機関)と議員(議事機関)のどちらをやりたいのか、決めることである。

あたりまえのことであるが、首長は一人であり、議員の場合は複数人が当選する。したがって、戦い方も同じではない。

 

◇選挙戦の準備期間になすべきこと

戦いに勝つには敵を知る、すなわち、情報を集めることである。過去の候補者がどのような公約をかかげて、どのような層の人たちをターゲットにしたのか調べたり、立て看板の設置状況より、なぜここに設置してあるのか、通行量か、ターゲットにする層のためであるのかなどを考えていけば、様々な情報が得られる。

また、選挙戦が始まる前に、政策の骨子を必ず作っておくべきである。選挙戦が始まると時間がないので、なるべく早い段階より問題の原因、背景を考えて解決の方針を立て、これをわかりやすくアウトライン化しておくべきである。

 

最後に、どのような人をターゲットにするのかを意識して、自分のイメージをつくるため、以下のことを考える。

  ・キャッチフレーズ

  ・名前の表記(おぼえやすくするため、平仮名や片仮名を使ってもよい)

  ・写真の撮影

  ・トーン&マナー

  ・カラー

  ・確認団体(公職選挙法に定められた特定の要件を満たして、選挙運動中に特定の政治活動を認めてもらう団体)

 

◇地上戦

選挙の結果は、固定票をどれだけ獲得できるかにかかる。

 1 ふだんからラジオ体操やサークル活動に加わって、親しくなる。

 2 戸別訪問

     1日に200軒を目安

     従来は住宅地図を使うのがふつうだったが、最近では、アイフォンを使う方法もある。

   戸別訪問により、固定票を獲得するには 

     政策に共感してもらう

        ↓

     政策を確認してもらう

        ↓

     政策に同意して参加してもらう

        ↓

     政策を共有・拡散してもらう

   相手から・・・してほしいと依頼を受ける段階に達すれば、成功である。

 

◇空中戦

地区分析を十分に行って、費用対効果を最大限に高める。

  ・ポスター 6か月前以前は単体ポスター

        6か月前より2連ポスター=作成するときは、必ず専門の知識をもつひとに、確認してもらうこと。

  ・ビラ

  ・電話

 

◇選挙戦の期間中になすべきこと

なぜ、自分でなければいけないかについて、説得できること。

スタンドプレーは、あまり望ましくない。

 

 

 

◇質疑応答より

・戸別訪問で、おさえておくべきことは。

     ↓

選挙のための戸別訪問は、公職選挙法で禁止されているので、自分の政策を伝えて、ビラや後援会入会申込書をおいてくるのがよい。

・公務員が選挙の準備をする場合。

     ↓

公務員の場合、法に触れるかどうかという以前に、世間より厳しく見られる。政治団体をつくる前には、社会的活動において、特定の主義、主張ではなく、論点をもとめる発言にとどめておく方がよい。

 

 

 

大濱崎卓真氏のプロフィール

 大濱崎卓真(おおはまざき たくま)

青山学院高等部在籍中、通学路上で歩きたばこにより高校生の制服が焼ける事件があったことから、
生徒会役員として「渋谷区における歩行喫煙禁止条例の制定を求める請願」を渋谷区議会に提出。
請願は否決されたものの、NHKや読売新聞に取り上げられた。

また、禁煙議員推進連盟の代議士などの下で私設秘書を務め、選挙プランナーとしても活躍。

現在、広報PR会社の代表を務めるほか、 教育関連企業の取締役、公益社団法人自由報道協会の会員(記者)を兼任。

 

講義データ (2016年7月27日に開催された、政策議論講義「選挙戦略とスケジュールの立て方」 より)