「社会のために志に生きる」/谷隼太氏

2016年08月25日

2016年7月30日、日本政策学校共同代表、谷隼太氏による政策基礎講座がありました。

以下、そのサマリとなります。

 

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「社会のために志に生きる」

大学時代より、より多くの人をより幸せにしたいと考えていた私は、政治の分野を社会起業の手法でよくしていきたいと考えるようになった。政治の分野といっても、さまざまであるので、リーダー、フォロアー、草の根など、自分に合ったところを選択することが大切である。そして、自分は何のために働くのかという志をみつけ、志に生きることが、もっとも幸せな生き方であると思う。志を自分で考えて決断し、書き留めておくのが重要であると考える。

◇社会貢献したいという大学時代からの夢

私は、ビジネスで社会をよくしていく『社会起業』という領域で活動していた。

大学時代より、より多くの人をより幸せにする社会貢献をしたいと思っていた私は、社会起業で世の中をよくする仕組みを作りたいと思った。そして、より大きな影響力のある政治の分野を、ビジネスでよくしていきたいと考えるようになった。

 

◇政治との関わり方 

それでは、政治とどのように関わるべきであろうか。

日本の政策市場には、行政・業界団体・シンクタンクなどさまざまな分野があるが、自分に合った職業を選択することが大切である。
例えば、リーダーだけでなく、フォロアーについても考えてみることが必要だと思う。
また、地方議会をめざしている場合にも、単に目指すだけではなく、議会や社会の仕組みを理解した上で、
議員になってからどのようなポジションから、どのように社会や地域を良くしていくべきか、イメージすべきである。

さらに、『草の根』の分野についても検討に値する。この分野を目指す人は、まだ少ないので、
逆に言うとそういう意味ではまだ開拓の余地は十分にあるという考え方もできる。

ただ、現在の仕事を辞めるべきかどうかという問題もある。しかし、その分野に入ってみないとわからないことも多いので、
現在の仕事とは別に始めるのがいいと思う。自分の職業を通して、現場の声を反映させたり、また、ボランティアなどに
よって、自分の職業と直接には関係のないことを行うのも、意味があるのではないだろうか。

◇学校を活用してほしい

みなさんは、せっかくご入学いただいたのだから、この学校を十分に活用していただきたい。

弊校が行っている個別面談や、議員や草の根活動の紹介も、できる限り利用されることを望んでいる。

 

◇志に生きるということ

『志』とは、自分は何のために働くかということだと考えている。自分は何に命をかけたいと思うのか、すなわち自分自身のミッションを見つけることである。志に生きるというのは、社会のために生きることであるが、それはきれいごとのように聞こえるが長期的には自分自身のためでもある。

また何かアクションを起こす時にはリスクがあるのは当然であるが、
何もしないことも同様に、その他大勢のなかに埋もれるという『リスクを取らないリスク』があるということをちゃんと考えた方がいい。

まわりを見まわしてもっとも幸せな人というのは、人生を楽しんでいる人、すなわち好きなことを仕事にしている人が非常に多いと思う。

志は、自分自身の原体験をもとに見つけるものであるが、考えても見つからない場合には、興味のある分野に入っていくことである。
なぜなら自分の原体験がもとになるので、次第に自分の活動の中で芽生える想いが見つかる可能性があるから。

さらに、志は考えて待っていても見つかるものではないので、自分でどこの領域で見つけるかは決断すべきである。

◇質疑応答より

・社会起業の領域から、政治家になった人は多いのか。

     ↓

あまりいないと思う。政治家になるのは、あくまでも社会を良くしていく手段の一つなので、
社会起業である程度影響力を持てるようになると、政治家としての活動にコミットした方がよいからだと思う。

 

谷隼太氏のプロフィール

 谷 隼太(たに はやた)

日本政策学校 共同代表 兼 事務局長
WEBメディア「Patriots」編集長
大学在学中からIT系ソーシャルベンチャーで働き、新規事業立ち上げて、マネージャーとして月間300万人が
利用する日本一のファミリー向けおでかけ情報WEBメディアを立ち上げる。
その後、日本政策学校の3期生として政治を学びながら、運営に参画。

 

講義データ (2016年7月30日に開催された、政策議論講義「政策基礎講座Ⅰ」より)